柏の葉公園におけるPark-PFIの活用と課題について

先週末に柏の葉公園にOPENした「ドトール パークカフェ 」と「KASHIWA BBQ BASE」を見学してきました!いずれも、千葉県の県立都市公園として初めて「Park-PFI」を活用して出店した飲食施設となります。

まず初めに「Park-PFI(パークピーエフアイ)ってなに?」という方にご説明差し上げると、本来、「都市公園法」の規制により、民間事業者が公園の中に飲食店などを出店して収益をあげることは出来ないのですが、それを”条件付き”の”期間限定”で特例的に認める新しい管理制度のことです。

その条件とは、例えば今回の「ドトール パークカフェ」を例に挙げると、収益施設となるカフェ区画の使用料を払う事に加え、お店周辺の園路やベンチなどの公共スペースを(ドトール パークカフェの負担で)一体的に整備する、という条件になります。

結果、公園の管理者である千葉県は持ち出し無く公園にカフェを誘致することができ、新たな県民の憩いの場や賑わいをつくることができます。また、同時に公園の整備も一部を民間事業者の負担で実施できるので、公園管理費のコストダウンも同時に実現できます。

一方、民間事業者にとっても、競争が厳しい駅前立地とは別に、人が集まる公園内にお店を出店できるのは新たな販路開拓となります。公園の使用料も民間の借地に比べて坪単価が低いので、利益が出しやすいです(その利益の一部を公園整備に活用する流れです)。

もちろん、公園利用者である私たち県民にとっても柏の葉公園にお洒落なカフェが出来るのはありがたいことですよね。

という事でいいこと尽くし!にも思えますが、課題としては、例えば全国どこの公園にいっても公募型プロポーザルの結果、「スターバックスコーヒー」などの全国チェーン店ばっかりになってしまったり、本質的な公園としての改善がおざなりとなる可能性でしょうか?

今回の事業者選定に関して、選定委員会の総評の中で、「地域への貢献の重要性から、UDCKなど柏の葉地区の事業者との連携を検討頂きたい。」という委員さんからのコメントがあったと聞いています。私の立ち位置としても同様に考えますので、例えば今回の飲食施設が柏市産のクラフトビールや食材をつかったり、地域コミュニティと連携した活動が出来るように期待したいです。

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