議員仲間を誘って「下田の杜(しただのもり)」を視察。
下田の杜は 柏市酒井根にある里山で、住宅地に囲まれた面積5.4haの水と緑の豊かな自然が残る里山です。
里山内にはいたるところに湧き水があり、サワガニやオニヤンマのヤゴが生息しているそうです。
私は酒井根からも近い、逆井(さかさい)の出身ですが、逆井という地名の由来は「井戸を逆さにしたように水がよく湧き出る場所」と言います。 確かに、私が小学校くらいの時は「湧き水が出る空き地」が逆井小学校の周りなどに複数あり、友だちと一緒にかえるの卵を見つけたり、水生昆虫を探しながら登下校していた事を覚えています。
それが40-50年程前の逆井、酒井根辺りの原風景だったのだと思いますが、今は所狭しと住宅が立ち並び「湧き水が出る空き地」や里山は何処にも無くなってしまいました。 今回視察をした「下田の杜」は、そんな原風景を残そうと1975年アクションを起こした地権者の齋藤さんを中心に守り継がれた貴重な自然環境となります。
参考)下田の杜について https://shitadanomori-satoyamaf.org/shitadaforest-preservationhistory/…
今回、私が市民大学時代からお世話になっている高橋さんのご紹介とアテンドで視察会をセットしてもらいまいたが、 地権者の齋藤さん、そして里山を保全するフォーラム関係者の方からは、本取り組みを起ち上げるに至った背景、これまでの活動、そして今後の課題などお伺いする事が出来ました。
その中でも特に里山の保全維持に掛かる経費は大きな課題だと感じており、例えばナラ枯れなどで樹木が枯れてしまった場合、伐採にはかなりの経費がかかるとの事です。 そういった課題を地権者、市民団体、行政が連携して如何に乗り越えていけるか?という取組となりますので、私も議員として行政との協議に加わりながら活動を推進していきます。
春になると桜が咲き、秋には収穫体験や紅葉も楽しめます。今の季節は野鳥観察(カワセミやフクロウもいるみたいです!)に向くとの事で、ぜひご興味ある方は足を運んでみてください。