横浜南部市場の視察

家族と一緒に「横浜南部市場」に伺ってきました!

こちらは2015年3月まで柏と同じく「卸売市場法」に基づき運営されていた公設市場でしたが、現在は民営化され、B2C一般開放を強化されています。

実際に現地に訪れるお客様の車のナンバーや利用シチュエーションを見てみると県外から来た観光客も多かったですが、一方で地元の方々の日常使いと思われる利用も多く、その割合がとてもバランス良く見受けられました。

その仕掛けとして、恐らく功を奏しているのは、2019年に新しく併設された「ブランチ横浜南部市場」の存在です。

こちらの施設のキーテナントには総合スーパーの「エイビイ南部市場店」や、青果の仲卸が展開する格安の八百屋さんなどが出店しており、恐らくは「今日の晩ごはん」から「明日の朝食のパン」まで全ての食材が揃います。

これが柏を含めた通常の公設市場との大きな違いで、公設市場では一点物のマグロや高級海苔など市場ならではの食材は手に入りますが、朝食向けのパンやジャム、子ども向けの日常使いの食材などはなかなか揃いません。

ですが横浜南部市場の場合は、いつもの食材を総合スーパーで丸っと抑えたうえで、今日の晩ごはんに必要なこだわりの逸品を専門店に買いに行くといった使い方が出来ます。もちろん、観光客にとっては専門店巡りが主になると思いますが、地元地域の方々の利用促進を考えると、柏公設市場でも参考になるテナント構成だと思いました。

食事も同様で、こちらも専門店だけではなく、4店舗の料理が注文できるフードコート的機能を持った「南部亭」が子連れ家族からカップルの利用までにぎわっていました。その他、海沿いの施設らしく、海辺広場やバーベキュー場、「NANBU BASE」というキッチン付きレンタルスペースもあり、とても1日では回り切れない施設でした。

現在、柏公設市場は本年度含めた2年間で再整備計画を策定する方針です。

その中で「横浜南部市場」同様にB2C一般開放の在り方も検討される予定となっていますので、引き続き先進事例など情報追いつつ、柏市の動きもしっかりフォローアップしていきます。

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