7月からはじまった「柏ビレジコミュニティバス」に試乗してきました!
こちらのコミュニティバスは自治体ではなく”自治会”で発案し、”自治会”の運営で展開するということで、柏市内はもちろん、全国的にも注目される取組となります。
柏ビレジは1981年に開発された住宅街で、現在、約1,500戸に4,000人ほどの方がお住まいです。地域の課題としては、高齢化率が約56%と進んでいる状況に加え、自治会内から駅やスーパーなどの商業施設が遠く、「自治会の約30%が公共交通空白不便地域」となってしまっているところです。
通常、こういった状態であれば自治体頼みになってしまいそうなところですが、「知識のあるパワフルな人材が揃っている自治会のメンバーで力を合わせ、何とか自力でバスを運営したい!」という、自治会長さんの呼びかけに共感し、今回の自治会運営という結論に至っているそうです。
■詳しくは以下のまとめ記事などご参照ください。
NHK首都圏ナビ:「柏ビレジ」自治会コミュニティーバス運行開始! 路線バス減便で地域交通はどうなる? 千葉
https://www.nhk.or.jp/shutoken/chiba/articles/101/008/13
私も拠点である柏の葉から近い「柏ビレジ」の取り組みには注目していますが、自治会のお祭りを一般開放型の「柏ビレジオクトーバーフェスト」に切り替えてすごい集客を実現したり、昨年は「サイドビジネスチャレンジ」という創業支援プログラムを新規で起ち上げるなど、良い意味で自治会の域を超えたチャレンジが多く、いつも驚かされています。
今回の取り組みに関して、柏市としては初年度400万円の補助金を予算計上していますが、柏ビレジ自治会としては3年で自走化のめどを立てる事業計画となっています。
本日、試乗した際の乗車人数はまだ少ないイメージでしたが、今後は始発となっている柏たなか駅のマンションユーザーも含めた利用者増が期待できますので、是非とも柏発の自治会運営コミュニティバスの成功事例となる事に期待したいです。