皆さまは令和5年度からはじまった「ちば・うみやま保育」という千葉県の自然環境保育認証制度をご存じでしょうか?
「千葉県のこどもたちに、より多くの自然に触れてほしい」という理念のもと、自然を活用した保育を実践している施設・団体を支援する千葉県の認証制度です。
ご参考)千葉県ホームページ>ちば・うみやま保育
https://www.pref.chiba.lg.jp/kosodate/shizennhoiku/shizenhoikuninshou.html
認証を受けるためには、週5~10時間以上の自然体験を日々の保育に組み込んだうえで、安全に活動するための保育者の配置や講習の受講、マニュアルの作成などが必要です。
現在、(R6.4.1時点)計107団体が認証を受けていますが、そのうち、柏市で唯一認証されている学校法人くるみ学園の『北柏駅前保育園わらび』に先日伺い、園長先生に日々の取り組みを伺ってきました。
「北柏の駅前で自然環境保育!?」と思われる方もいると思いますが、こちらの保育園では園バスをうまく活用しながら、屋外のフィールドワークとして「田植え体験」「ブルーベリー収穫」「昆虫採集」などに出かけられています。
加えて、園庭での「野菜収穫」や「生き物の飼育とお世話」などで、毎週の自然体験の時間を確保されているとのことでした。
私もマップをみながら、実際の活動スポットを確認させて頂きましたが、屋外のフィールドワークも、北柏を起点に車で10~30分ぐらいで移動ができる場所に点在しており、改めて柏市は都市と自然や農地などの距離が近いのだと実感します。
もともと本制度、海や山に囲まれ自然に溢れる千葉県南部だけではなく、都市型の東葛地区などでもエントリーできる制度設計となっており、今後、柏市からのエントリーも増えてくると思われます。
私自身も先月、熊本県の山都町で「保育園留学」を体験し、改めて自然環境を活用した教育の価値を実感しましたので、今後柏市においても適合する展開がないか興味を持っています。
北欧で有名な「森のようちえん」、或いは柏市でも複数団体が展開している「プレーパーク」も共通の価値観で展開されていると思いますので、引き続き調査をし
つつ、柏市としての可能性を探っていきたいです!
※写真は保育園の公式ブログに掲載のものを許可を得て転載しています。