先日、柏市議会議員の有志にて、南部クリーンセンターにおける指定廃棄物の保管状況を視察・確認させていただきました。
柏市では、2011年3月に東京電力福島第一原発の事故によって放射線物質が放出され、その一部が柏市を含めた周辺地区に降雨と共に降下、地表や草木枝葉に付着しました。
私も当時、「つながろう柏!明るい未来プロジェクト」のボランティアメンバーとして地表の除染作業などに参加致しましたが、今回の指定廃棄物は、主に草木枝葉を清掃工場で焼却した際に焼却灰として凝縮され、それが環境大臣が指定する1キログラムあたり8,000ベクレルを超えてしまったというものです。
視察した南部クリーンセンターではその指定廃棄物を屋内・屋外で一時管理しており、常態的なモニタリング(空間線量測定による定点観測や職員の個人線量計の着用)をしながら安全な状態で管理されています。
柏市としては現在、一時管理をしながら、国に対する対応の要望を続けている段階との事で、私も市議として本件を認識しつつ、今後も柏市からの継続的な働きかけを求めていきます。
参考)柏市第二清掃工場(南部クリーンセンター)の放射線量測定結果
https://www.city.kashiwa.lg.jp/nanbuclean-c/anshinanzen/houshasenkanren/koujou/202403.html
参考)指定廃棄物の長期管理施設の確保等に係る国への要望(柏市ホームページ)
https://www.city.kashiwa.lg.jp/koho/pressrelease/r5houdou/2gatsu/r06020201.html