★令和6年第1回定例会・一般質問のダイジェスト解説★
先日閉会した3月議会における私の一般質問に解説をつけてひとつずつ紹介していきます!
4つ目の質問は『観光基本計画』です。
柏市では令和6年度からの観光事業の指針となる「観光基本計画」を発表し、観光振興による交流人口の拡大、地域経済の活性化、並びに「柏をもっと好きになってもらう!」ための取り組みを開始いたします。
参考)柏市観光基本計画(案)
https://city.kashiwa.lg.jp/documents/37858/kankokihonkeikaku.pdf
この計画では3つの重点分野が設定されており、以下の通りです。
【重点分野1】 手賀沼周辺地域における観光振興
【重点分野2】 柏駅周辺におけるタウンツーリズム
【重点分野3】 スポーツツーリズム・スポーツタウン柏
それぞれの詳細はぜひ、観光基本計画の資料でご確認頂きたいですが、例えば【手賀沼周辺地域】に関しては「手賀大橋横に水辺空間を創出」する工事が予定されていたり、手賀沼東部に更なるキャンプ場を誘致するなどの具体的な仕掛けが記載されており、都心から一番近い天然湖沼である手賀沼が観光地として新たなステージに向かっていくのだとワクワクします。
【柏駅周辺におけるタウンツーリズム】としては、回遊促進やイベント連携が主となりますが、千葉県内でも有数の飲食店舗ゾーンであることをいかした展開が望まれます。
また、【スポーツツーリズム】に関しては、私も9月議会からスポーツ団体を横で繋ぎ発展させることを目的に様々なディスカッションやイベント開催などに動いていますが、新しい計画でもアウェーサポーター向けの宿泊プランの企画・実施などが想定されており、ふるさと納税の取組などを掛け合わせた展開などを含め、まだまだ大きな可能性を感じます。
今回の一般質問の内容としては、最終的な観光客数増加の目標数値として、2019年の430万3,464人から10年後の令和15年に500万人にするという目標数値について、その根拠と具体的な試算を示して欲しいというリクエストでしたが、経済産業部長からは「実施する取組や過去の状況などから設定した目標値」という答弁がかえってきました。
私個人的には、例えば民間企業の株主総会であれば、目標値だけが独り歩きで掲げられることはなく、同時にその根拠や試算、シミュレーションが示されるはずだと考えています。
今回の観光基本計画全体に関しても、目的と理念の確認→現状把握→課題抽出→対策立案まではとても良いと思いますが、具体的な行動計画以降が(公開情報では)曖昧となっているので、4月から新しく設立された「商工観光課」から今後発信される、目標達成のための具体的な行動計画と数値計画に注目して、柏市の新たな観光振興の展開を応援していきたいです。
※写真は昨年末に家族と一緒に乗船したアヒルボートから見た手賀沼水面です。