18歳での起業を目指す柏市在住の高校生、増田美菜さんと新規事業の可能性を探るべく、Rugby School Japanに。
増田美菜さんは日本を代表する起業家の一人、孫泰蔵さんが展開してきた新しいラーニングスペース「VIVISTOP」の地域展開を目指されています。
※VIVISTOPの説明はこちら↓
https://vivita.club/
私は孫泰蔵さんの著書「冒険の書 AI時代のアンラーニング」も拝読しましたが、すでにChatGPTの様なすごいAI技術がサービスインしている世の中において、
これからの子どもたちは、
「自らの人生をどう切り開いていくべきか?」「その為に、何をどうやって学ぶべきか?」そして、「今の学校教育にその答えはあるのか?」ということは日々考えさせられます。そのひとつの答え、方向性を導く取組みとして、私は孫泰蔵さんの考えやVIVISTOPでの取り組みがあるのではないかと考えています。
一方で、今現在の社会が既存の学校教育、そして詰め込み型の学歴社会に依存している状態であることも周知の事実です。そういった環境下で、私たちは大人として、地域社会としてどのような選択をしていくべきか?
私はそんな事を考えたときに、以前に読んだ地域エコノミスト藻谷浩介さんの著書『里山資本主義』の記述を思い出します。
(資本主義の世界に住みながらも)
「お金が乏しくなっても水と食料と燃料が手に入り続ける仕組み、いわば安心安全のネットワークを、あらかじめ”サブシステムとして”用意しておこうという」という考え方です。
VIVISTOPの展開も、柏市や地域社会の教育プロセスとして、まずは”サブシステム”として取り込んでいけないだろうか?そういった事を考えながら、現在、増田美菜さんと一緒に地域企業、そして柏市ともディスカッションを重ねています。
柏市としては、新年度より「放課後こども教室」など、子どもの居場所づくりの事業が複数検討されています。また、小中の総合的な学習の時間、高校の探究学習の時間などクリエイティブな取り組みにチャレンジできる枠組みもはじまっています。
ぜひ、こういった新しい動きをキャッチアップしつつ、新しい柏市としてのモデル構築を目指していきたいです。