「こんぶくろ池自然博物公園」の視察

「こんぶくろ池自然博物公園」を柏市議会議員の有志で視察してきました!

柏の葉キャンパス駅から徒歩20分ほどの場所にある、18.5ha(東京ドーム4個分)の豊かな森と自然の湧水で出来た公園です。

“市民で育てる100年の森”を合言葉に、現在73名の会員がボランティアにて園地整備などのボランティア活動を行っており、その活動はユネスコの「プロジェクト未来遺産」にも登録されるほどの評価を得ています。

参考)日本ユネスコ協会連盟のページへ
https://www.unesco.or.jp/future-project/year-2022/17913/

今回は座学形式でこんぶくろ池の概要や活動内容を伺った後に、実際に各エリアを視察し、その自然の豊かさや課題を確認するというものでした。

私個人的には、毎回こんぶくろ池の話を聞いていて興味深いのが、”周辺開発と湧水の量の関係”です。

例えばここ数年でも教習所やホテルが無くなったり、逆にオフィスビルが出来たりしていますが、それらの開発に相関して、こんぶくろ池の湧水が増えたり減ったりしているそうです。やはり周辺にコンクリートの施設が増えると、雨が降っても雨水管に一気に流れてしまいますし、蒸発も早いです。

一方で森林であれば、貯水池と同様の機能・効果となり、一定期間、水を地下にストックする事が出来ます。そのストックした水が湧水として湧き出る訳です。

柏市ではここ数年、毎年のように水害が発生していますが、その大きな理由として、雨水の排水インフラが1時間あたり50mmmまでの許容量で設計されており、最近の短時間に集中するゲリラ豪雨に耐えられない事があげられます。

貴重な環境、生態系の保護も勿論ですが、水害対策等、都市に必要なグリーンインフラとしても、今後こんぶくろ池のような公園湿地の活用が望まれます。

また、これは柏の葉ならではですが、実はこんぶくろ池からマンション群を抜けて柏の葉キャンパス駅前まで「グリーンアクシス」という緑地を繋げる構想があります。将来的には、柏の葉キャンパス駅から柏の葉小学校に至る「緑園の道」が整備される計画もあり、引き続きのグリーンを活用した街の整備が期待されます。

参考)UDCK「緑園の道」のページへ
https://www.udck.jp/projects/ryokuen

最後に、ここ最近、こんぶくろ池の池には「カワセミ」が飛来するとの事でした。まだ実際に見たことが無い野鳥なので、折を見てバードウォッチングにも出かけたいと思います!

ご案内いただいた理事の萩原さん、中川さんありがとうございました!

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