今週27日(月)より、柏の葉キャンパス駅から出発するバス路線に系統廃止・新設に伴う時刻変更がありました。
【系統廃止】柏の葉キャンパス駅西口~国立がん研究センター~流山おおたかの森駅東口
【系統新設】柏の葉キャンパス駅西口~柏の葉公園循環~柏の葉キャンパス駅西口
地域の交通にかかわる事なので、早速試乗のうえ、東武バスさんにも今回の変更の背景をお伺いしましたが、実はもともと、平成17年の路線開業時は~柏の葉公園循環~のルートであったとの事です。
ですが、ご利用の住民さんから「おおたかの森駅にも行けた方が便利」という声が上がり、平成24年以降、流山おおたかの森駅東口行のルートに変更していたとの事です。
しかしながら利用状況としては、柏の葉の駅からがんセンターや東大行き利用者が多く、おおたかの森駅方向の利用者が少なかったため、以前の公園循環ルートに戻したというのが今回の背景の様です。
実際のところ利用者が多いボリュームゾーンに合わせた循環ルートを採用しており、朝は駅から利用者の多いがんセンターと東大に最短距離で回れるように反時計廻り、午後は逆で、がんセンターと東大から乗車した利用者が最短距離で駅に帰れるように、時計廻りをするコース設定となっています。
柏市では11月20日からコミュニティバスの運行が始まりましたが、それには多額の税金が投下されるため、理想的には民間事業者のサービスで交通インフラが維持される状態だと思います。
しかしながら、2024年問題を抱え、ドライバー確保に苦戦するバス会社は事業維持を目的に、今後も大幅な路線の統廃合を検討すると思われます。
自分達が住む地域の生活の足が維持されるように、今後は公共交通網の活用方法など、より意識した生活が出来ればと思います。
柏の葉キャンパス周辺エリアとしては、今後もイノベーション・キャンパス地区での実証実験も検討されていますので、引き続き交通インフラ、地域の足について住民の方と意見交換しながら進んで行きたいです。